アナトール・フランス

pepe

2010年04月25日 11:12



 先日紹介したパリの「オルセー美術館」。

このオルセーのあるセーヌの河岸地区を、現在アナトール・フランス河岸って言われてますね。

 パリ生まれの人間のノスタルジアを、巧みなタッチで描いたアナトール・フランス。

彼は19世紀のブキニストがいたセーヌの河岸をこよなく愛し、オルセー駅が出来たとき、彼はすごく落胆したらしい。

彼は、クール・デ・コントの懐かしい場所に駅が出来るなんて、そのうちあのおぞましいアメリカンスタイルのビルが

建つだろうと・・・・。

しかし、彼の予想は見事に外れたんです。

少なくとも近代的な建物は建たず、19世紀バロックの輝かしい外装は今でも圧倒されますよね。

フランスって国は、とにかく「ストック」の国ですね。