全米一過酷なレースで失神、リタイア・・・。
奇跡的な回復から、最初に挑戦したのがボストンマラソンでしたが、その1ヶ月後、またまた無謀にも挑戦したのが
全米で最も過酷なんだが、最も出場希望者が多いレース。
アメリカの国立公園内で毎年開催されてる「ウエスタンステーツ・エンデュランス160km」です。
このレース、1960年の冬季オリンピックが開かれたスコーバレーの大滑降のコースをスタート
積雪6mの雪中をラッセルしながら頂上まで駆け上り、標高3000m近い頂上から一気に
谷底まで滑り降り、温度差は40度近い。
水の入ったボトル必携。コースは道なき道。ゴールは西部開拓地で有名なアーバン。
pepeの出た前の年には女性ランナーがクーガーにかみ殺され、ガラガラヘビは出るわ、まるで
地獄の沙汰のような過酷なレースでしたね。
それでいて国立公園内と言うことで金属製のスパイクは厳禁、小便は5インチ以上掘ってすること。
大便は指定のビニール袋にすると言った生態を大事にする、環境保全のスキームなんでしょうね。
それで、完走できたか?
お粗末!40kmの最初のエイドで初めて係員の姿を見て、安心したんでしょうね。
脱水と疲労のためか失神してしまいました。
気がついたら、テントの中で点滴・・・。
まあ、ガラガラヘビの餌食にならなかっただけでも良しとしょう・・・。
翌日はサンフランシスコ、ロスアンジェルスと遊んだことは言うまでもありません。