ワインの注ぎ方(イタリアの例)
(1)食卓でワインを注ぐとき
イタリアって面白いお国柄ですね。
ワインを注ぐ時、当然エチケットは上ですが、まず手の甲を上にして手の甲を見せながら注ぐのが、子供の
頃からの習慣とされてますね。
何故かと聞きました。
すると、昔指輪に毒を入れてて、ワインを注ぐ時、こっそり指輪から毒を盛ることが多々あったんですって。
それで、私はあなたに対し恨みも敵意も持ってませんよっていう態度を示すためなんですって。
もう一つ、シチリアでは、逆手で持って注ぐとマフィアが殺せという合図だったとも言われてます。
今でもシチリアで逆手で注ぐと、「おい、俺を殺す気かよ?」って冗談で言われることもあるらしいよ。
(2)ソムリエ(ソムリエール)の注ぎ方
先日、「アロマフレスカ」でもやってましたが、ミラノでも確認、再認識しました。
それは、お客様にワインを注ぐ際、普通はテーブルのワイングラスに直接注ぐのが一般的ですが、
イタリアでは今、グラスのステムを持って、ソムリエ(ソムリエール)の胸元あたりで傾けながら
そっと注いでくれるのが一般的になってきましたね。
空気との触れ合い、ローブの確認、気泡を防ぐ等、極めて合理的ですね。
さすが飲食には貪欲なお国柄ですね。