pepeって日本のウルトラトレイルランの草分けだぜ!!
先日新聞で大分でもトレイルランが流行ってるなんて出てたけど、pepeはもう15年前世界最古の100マイルの
山岳トレイルラン、アメリカのウェスタンステーツ100マイルエンデュランスランに日本からこの世界では日本では
神様的存在であった岡山の村松氏ら4人が挑戦。
このレース1977年に始まり、現在ではエントリーは4倍以上の凄さ!
1960年冬季オリンピック会場であったスコーバレーの大滑降コースのゴール地点からスタートし
一気に2635mのエミグラント峠を越え、ゴールはゴールドラッシュの古い町海抜360mのアーバンまでの
161km。
山越え谷越え、川を渡り・・・pepeが出た1年前には女性ランナーがクーガーに噛み殺されたり、ガラガラヘビは
出るし日本では考えられないサバイバルレースだぜ!
夜中になる60マイル地点からは地元のランナーがペーサーとなってくれる。
6月と言うのにまだ雪が積もってて、前日メディカルチェックを受けに選手達は山上へと急ぐ。
明日の成果を期して記念撮影。
この後メディカルチェックで心電図、血圧、体重を量り、血圧、体重はタグに記録され手首に巻かれた。
これを外すと自動的にリタイアのシグナルになるし、何と言っても途中のエイドで体重が7%以上
減っていたら即強制的にリタイア!!
早朝5時、真っ暗の中にスポットライトが眩しい・・・ルール通り、1l以上のボトルと
ヘッドライトを着けスタート!
いやぁきついし苦しい、空気が薄いし積雪も6mと・・・
レースと言うよりもまるで登山だぜ!
ボトルの水もなくなり、雪を詰めて・・・これは失敗!?
川を渡り・・・ただひたすら西へ西へとコースは道なんてなく、100mおきに置かれた
フラッグを目指して・・・
積雪の中を下る時にシェルター状になったルートをまたぎながら下ってて3mの崖下に転落!
これが最終的に致命傷!?
40マイル地点の最初のエイドで始めてランナー以外のスタッフの顔を見て、思わず安堵感から
座り込んでしまった。
右肩が猛烈に痛い・・ドクターが触って・・・collarbone!!
鎖骨が折れてる!
と言うことでペーサーにも会えずにリタイアー!
日本人は結局2人のみが完走したんだって。
1995年だったので、当時はまだ日本では100km以上の山岳トレイルランはなかっただけに
完走すれば・・・まあ挑戦したので草分けにしてよ!!