2010年10月31日

pepeの美食学⑩

昨晩のワインです。
pepeの美食学⑩

「Vina Maipo」チリの超安ワイン、柑橘系のフレッシュな香り?

まあ、この値段ですからね・・・・。

さて、今回のテーマは、「日本料理とイタリアンには共通点がある?」

食いしん坊を自負するpepeも、いくら美味しいフランス料理でも3日連続が限界ですよね。

ところが、イタリアンですとほとんど毎日でもいいんですよね。

ブロガーの皆さんも、バターや生クリームと言った油脂のフレンチよりも、煮たトマトで味付けしたパスタ等の

イタリアンの方が気楽に食べることが出来ませんか?

pepeは、ふとしたことから、その原因がわかったんですよ。

日本料理の旨みは、何にでも応用可能な出汁は、旨味成分の昆布とかつお節から抽出される、グルタミン酸とイノシン酸の

ゴールデンコンビから成り立ってますよね。

あとは鶏とか、グアニル酸を含乾椎茸等で、それぞれの相乗効果で素晴らしい旨味が生まれるわけですね。

ところが野菜の中で一番グルタミン酸の含有量が多いのが、実はトマトだったのです。

そうです、イタリアンにとってはトマトは野菜というよりも出汁なんです。

ですからイタリアンではトマトを加熱して魚介や肉の味付けやパスタにもするわけですね。

また、イタリアンの代表的な茸のポルチーニ茸もドライは、乾椎茸と同じように旨味成分のグアニル酸が豊富に含まれて

ます。もっとも香りもいいですけど。

以上のようなわけで、日本料理とイタリア料理には、各々の旨味を追求している点で、共通点が見られるんですね。

一方フランスでは、何年か前までは五味はなく四味で旨味というものはありませんでした。

和食のように「抜く」味付けではなく、「加える」味付け、そして、バターや生クリームと言った、旨味とは程遠い味ばかり

追っかけてたんですね。

近年になってヌーベルキュイジーヌのように、醤油や味の素みたいな人工の旨味を使うようになり、旨味が認められ、

やっと五味になったんですね。

フランス料理って進んでるのか、保守的なのかpepeにはわかりませんね。

来年春には羽田からパリに飛んで・・・また酔っ払ってきますね。 

Posted by pepe at 13:00│Comments(2)
この記事へのコメント
おはようございます!

あぁやっぱりパスタ食べたくなりました。先日は、迷った末に居酒屋に(T_T)

来春はparisですか。羨ましい〜。
Posted by YUMI☆彡 at 2010年11月01日 09:38
そうなんですよ。
パスタはそばやうどんと同じトッピングが違えば毎日でもいいですね。
ところで、パリってストばかりやってて、昨日パリに飛ぶ予定の友達が
CDGが、ストで行けなくなったって。
Posted by pepepepe at 2010年11月01日 11:06
 
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