2013年08月18日

ピッツァの薀蓄をちょっと・・・

ピッツァの薀蓄をちょっと・・・

そう、日本ではピッツァのことをピザって言う人やメニューにもピザって書いてるお店があるよね。

イタリアンには詳しいとか言う連中の中にはピッツァのことを英語でピザって言うんだよなんて・・・・?

日本人観光客の多いハワイでは通じるけどメインランドではピッツアって発音してるよ。

ピザが通じるのは日本だけだよ。

それでは何故?

終戦後東京にもイタリアンが出来た頃当時「・・・ッツァ」なんて発音は日本では通用しないだろうってことで

ピザで売り出したんだよね。

六本木にニコラスってピザハウスが出来、pepeも50年前お洒落して女の子と行ったことを思い出すね。

本場イタリアではB級グルメ、そう日本のラーメン的存在だったのに?

日本ではセレブ達のナイトスポットだったんだよね。

最近ではイタリアンへの認識もあらたまり、シェフたちの矜持も深まり、リストランテにはピッツァはなくなったよね。

高級中華料理店にラーメンがなく、高級フレンチやイタリアンにハンバーグがないのと同じ。

日本で言うピザハウスをイタリアではピッツェリーアと言い基本的には1人前は1枚でシェアはしないね。

手掴みでなく、必ずナイフとフォークで食べるね。

そうそうタバスコなんて絶対ないよ!

アメリカ産であってpepeが若い頃には皆かけて食べてんだよね。

さあ、そんなイタリアでのピッツァは・・・
ピッツァの薀蓄をちょっと・・・

まず、ピッツァと言えば本家本元のナポリで作られるナポレターナだよね。

真のナポリピッツァ協会なんておっかない組織があって、窯は450度、サイズも33cm以下、生地はナポリ産の小麦粉、水、

酵母、塩に限られ、原則としてマルゲリータとマリナーラの二つだけ。

マルゲリータを例にとっても、トマトは缶詰それもサンマルツァーノ種のトマト、地元のバジリコ、モッツァレッラもアベニン産に

限られ、日本で本物のマルゲリータを食べるのは無理なんだよね。

ところで、ナポレターナは縁が大きく膨らんでいるのが特徴だが、生地を中心から手で伸ばしていくんで生地中の空気が縁に

集まり焼くとそこが膨らむんだよね。

この縁をコルニチョーネと言い地元の人の多くが食べないんだよね。

しかし、最近はコルニチョーネの美味しさをアピールするようになってるみたい・・・・

さて、ナポレターナに比べてちょっと上品な?
ピッツァの薀蓄をちょっと・・・

そう、ローマ風のロマーナだよ。

ローマのピッツェリーエを見てると生地を伸ばすのに棒を使ってるんだね。

そのため縁まで薄く、このタイプをクリスビーと呼んでナポレターナと違って色んなトッピングを使ってるんだね。

でもやはりリストランテでは食べられないね。

あと好きな連中にはこたえられないピッツァが・・・・
ピッツァの薀蓄をちょっと・・・

ピッツァミラン、そうミラノ風のピッツァ!

40cmと大きく、フカフカしてるけどカリカリ・・・生地はロマーナに似てるな。

ミラノが海に面してないんで山の幸を使ったピッツァが多いよね。

2年前ミラノのPaper Moonで若い女性がナイフとフォークでペロリとたいらげてたのにはビックリしたな。

あと、ピッツァの形で分けると、一般的な円形のピッツァ・トンダ、ローマを中心に北イタリアでは一般的な切り売り用に

長方形の天板から焼き上げるピッツァ・アル・タッリョ。

それと何と言っても若い女性に人気のあるカルツォーネ。

これはオムレツみたいに二つ折りの半円形を焼いたり揚げたりしてるんだけど、歩きながら食べてたなぁ。

あと・・・・そうそう11月20日はピッツァの日だぜ!!


Posted by pepe at 05:20│Comments(0)
 
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